Webデザイン副業、未経験会社員の始め方|「センスない」が勘違いな理由と続け方
「Webデザインの副業、興味はある。でも自分、センスないしな……」
そう思って諦めかけていないだろうか。先に言っておくと、そのセンス、ほとんどが「才能」じゃない。配色・余白・レイアウトといった「学習できる技術」の集まりだ。
この記事では、未経験の会社員がWebデザイン副業を始める方法を、「センスへの不安」「AI時代に稼げるのか」「どう続けるか」まで含めて正直に書く。書いているのは、未経験から独学でIT業界に入り、今はSIerとして働きながら副業ブログをAIで運営している人間だ。スクールに利益相反のない立場から、押し付けずに書く。所要時間は約10分。

正直に言うと、自分も昔は「デザイン=センスのある人の世界」だと思ってた。でも調べていくと、その大半がルールで説明できる技術だと分かって、見方が変わった。
「センスがない」は勘違い|Webデザインのセンスは学習できる技術
多くの人がWebデザイン副業を諦める一番の理由が「センスがないから」だ。でも、そこには大きな誤解がある。
センスの正体は「配色・余白・レイアウト・タイポグラフィ」の基本原則
プロのデザインが「おしゃれ」「見やすい」と感じるのは、感覚ではなくルールに沿っているからだ。代表的なものを挙げる。
| センスだと思われているもの | 実は学べる技術・原則 |
|---|---|
| 色の組み合わせが上手い | 配色の基本ルール(メイン・サブ・アクセントの比率) |
| なんとなく見やすい | 余白の取り方・情報のグループ化 |
| バランスが良い | レイアウトの揃え(整列・反復・近接) |
| 文字がきれい | フォント選びと字間・行間のルール |
つまり、「センスがある」と言われる人は、これらの原則を意識的・無意識的に守っているだけだ。原則は本やスクールで学べる。エンジニアとして仕事をしていても、良い設計には共通のセオリーがあると日々感じる。デザインもそれと同じで、再現できる「型」がある。
未経験が陥る「センス=才能」という思い込みの罠
「センス=生まれつきの才能」と思い込むと、学ぶ前から「自分には無理」と諦めてしまう。これが一番もったいない。
実際には、プロも最初は素人だった。たくさんの良いデザインを見て、原則を学び、手を動かして上達している。センスは「こだわって試した量」で後天的に育つもので、スタート地点で決まる才能ではない。ここを誤解しないだけで、踏み出すハードルはぐっと下がる。
このセクションの要点:Webデザインの「センス」の正体は、配色・余白・レイアウト・文字という学べる原則の集まり。才能ではなく技術なので、未経験でも後から身につけられる。「自分にはセンスがない」は、始めない理由にはならない。
未経験会社員がWebデザイン副業を始める4ステップ
センスの不安が消えたら、次は具体的な始め方だ。未経験の会社員でも、本業のあとの時間で進められる順番にまとめた。
STEP1:まずバナー制作から始める
いきなりWebサイト全体を作ろうとしない。最初は1枚のバナー画像から始めるのがいい。バナーは要素が少なく、本業のあとの1〜2時間でも1枚仕上げられる。小さく完成させる経験を積むのが、続けるコツだ。
ツールは、いきなり高価なものを揃えなくていい。無料や安価なツールでも基本は学べる。まずは作ってみることを優先する。
STEP2:ポートフォリオを作る(最小単位でOK)
作ったバナーを並べた「作品集(ポートフォリオ)」を用意する。最初は数点で構わない。架空の案件を想定して「こういうお店のバナーを作った」という形でも十分だ。仕事を受けるとき、これが名刺代わりになる。
STEP3:クラウドソーシングに登録して提案する
クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサービスに登録し、バナー制作の案件に応募する。最初は提案が通らなくても落ち込まなくていい。数をこなすうちに、通る提案文のパターンが見えてくる。
STEP4:低単価でいい、最初の案件で実績を作る
最初の1件は、単価が低くても受けていい。目的は稼ぐことより「実績」と「レビュー」を作ることだ。実績が1件あるだけで、次の提案の通りやすさが変わる。最初のハードルを越えれば、あとは積み上げになる。
先に注意点を1つ。会社員が副業を始める前に、勤務先の就業規則は必ず確認してほしい。副業禁止の会社で黙って始めると、後でトラブルになる。確認してから動くのが安全だ。
AI時代(2026)のWebデザイン副業|単価は下がる。でも武器は残る
「AIでデザインの仕事はなくなるのでは」という不安もよく聞く。これは正直に書く。一部は当たっていて、一部は外れている。
シンプルなバナーの単価は下がる傾向にある(正直な現実)
Canvaの生成AI機能やAdobe Fireflyのようなツールで、誰でもそれなりの画像を作れるようになってきた。その結果、「ただ見栄えのいいバナーを作るだけ」の仕事は、単価が下がる傾向にあると見ておいたほうがいい。ここを「AIは関係ない」と楽観するのは危険だ。
AIで副業ブログを運営している立場からも、AIが得意な「平均的な作業」の価値が下がっていく流れは実感している。デザインも例外ではない。
AIに奪われない武器=「訴求力」と「良し悪しを判断する目」
では未経験が始めても無駄かというと、そうではない。武器が変わるだけだ。AIに任せにくい部分が残る。
- 訴求力:「誰に・何を伝えて・どう行動してほしいか」を設計する力。AIは指示されないと作れない
- 判断する目:AIが出した複数案から「これが一番効く」と選び、直せる力
- クライアントとの対話:要望を引き出し、形にするコミュニケーション
つまりこれからは「AIを使いこなして、良し悪しを判断できる人」が強い。AIを敵ではなく道具として使う側に回れば、むしろ未経験から効率よく上達できる時代でもある。
2〜3ヶ月の学習を「続ける」仕組み|意志に頼らない
ここが、多くのWebデザイン記事が触れない一番大事な部分だ。始め方を知っても、学習が続かなければ意味がない。そして続かないのは、意志の弱さではなく仕組みがないからだ。
時間を固定する(意志ではなくトリガーで動く)
「空いた時間にやろう」は、ほぼ続かない。「平日の夜21時から30分」のように、曜日と時間を固定してしまう。決まった合図があると、人は意志に頼らず動ける。Googleカレンダーに繰り返し予定として入れておくのが手軽だ。
小さく始めて記録する(小さな達成で続ける)
最初から「毎日2時間」と決めると、できなかった日に挫折する。「1日15分でも触ったらOK」くらいに小さく始める。そしてやった日をカレンダーに印で残す。「続けている事実」が見えると、それ自体が続ける動機になる。
続かない原因と仕組み化の具体策は、こちらで詳しくまとめている。
続かない原因は意志じゃない。仕組みで続ける具体策はこちら
続ける仕組みの最小セット:①学習する曜日・時間を固定する ②1日15分から小さく始める ③やった日を記録して可視化する。この3つだけで、2〜3ヶ月という最初の山を越えやすくなる。
ただ、この仕組みを一人で回し切れるかは人による。質問できる相手がいないと、詰まったときに止まりやすい。そういう場合は、教わる環境を使うのも手だ。次の章で独学とスクールを中立に比べる。
独学かスクールか|迷ったときの判断
独学とスクール、どちらが正解ということはない。向き不向きで選べばいい。
独学が向いている人・スクールが向いている人
| 独学が向いている人 | スクールが向いている人 |
|---|---|
| 自分で調べて進めるのが苦でない | 質問できる相手がいないと止まりやすい |
| 費用を抑えたい | 遠回りせず最短で形にしたい |
| 一人でも継続できる仕組みを作れる | 見てもらえる環境があると続く |
一人で続ける仕組みを作れる人は、独学で十分だ。逆に「過去に独学で挫折した」「質問できる相手がいたほうが続く」という自覚があるなら、スクールという選択肢を検討する価値がある。
もし学ぶなら、無料レクチャーで「向いているか」を先に確かめる
スクールを検討するなら、Webデザインだけでなく稼ぎ方まで含めて学べるところが現実的だ。ウェブスキはWEBデザインとSNS広告の二刀流を、マンツーマンで学べるスクールで、20代向けの内容になっている。入会前に無料レクチャーがあるので、「自分に向いているか」を払う前に判断できるのがいい。
大事なのは、いきなり入会することではない。無料レクチャーは「入会するため」ではなく「自分に向いているかを見極めるため」に使えばいい。合わなければ、独学に戻ればいいだけだ。
ウェブスキの無料レクチャーで「自分に向いているか」を確かめる →
スクール選びでもっと広く比較したい人は、こちらも参考に。
挫折しないスクールの選び方はこちら
センスは才能じゃない。あとは続けられるかだけ
最後に要点を整理する。
- Webデザインのセンスは才能ではなく、学べる技術の集まり
- 未経験はバナー制作→ポートフォリオ→提案→実績の順で小さく始める
- AI時代は単価が下がる仕事もあるが、訴求力と判断する目は人間の武器として残る
- 最大の壁は「2〜3ヶ月続けられるか」。時間固定・小さく始める・記録で乗り越える
「センスがない」は、始めない理由にはならない。あとはあなたがどこから始めるかだ。今日できる一歩は、バナーを1枚作ってみることでも、続ける時間をカレンダーに入れることでもいい。一人で続ける自信がなければ、無料レクチャーで環境を確かめてみるのも一手だ。
どの道を選ぶにせよ、まず小さく動いた人から、景色が変わっていく。
