未経験エンジニア転職は後悔する?未経験からIT業界に入った会社員が正直に話す
「未経験エンジニアはやめとけ」「後悔するぞ」
エンジニアを目指していた頃、自分もこの言葉を死ぬほど検索した。怖くて、何度も足が止まった。
で、実際に未経験から独学でIT業界に入り、今はSIerとして働いている立場から、正直に言う。「後悔する人」と「しない人」には、はっきり違いがある。それは才能でも運でもなく、たぶんあなたが思っているのとは違う場所にある。
この記事は、転職エージェントの理想論じゃない。未経験から入った会社員の、正直な現実と、後悔しないための準備の話だ。所要時間は約10分。なお、この記事には未経験向けサービスのアフィリエイトリンクを含むが、いきなり転職を急かすことはしないし、きつかったことも正直に書く。

正直、入る前は「やめとけ」の声にビビりまくってた。でも入ってみて分かったのは、後悔するかどうかは職種じゃなくて、準備と環境で大きく変わるってことだった。
「やめとけ・後悔」の正体|未経験エンジニアが後悔する本当の理由
まず、ネットに溢れる「後悔した」という声の正体を分解する。ここを誤解したまま判断すると、避けられたはずの後悔をしてしまう。
後悔の原因は「職種」じゃなく「環境」と「準備」だった
「未経験エンジニアで後悔した」という声をよく読むと、その多くは「エンジニアという職種そのもの」への後悔ではなく、「入った環境」か「準備不足」への後悔だと分かる。
たとえば「ろくに研修もない会社に入って放置された」「学習せずに入って全くついていけなかった」といったケースだ。これらは職種が悪いのではなく、環境選びや準備でかなり避けられる。逆に言えば、ここを押さえれば後悔のリスクは大きく下げられる。
| 後悔しやすい人 | 後悔しにくい人 |
|---|---|
| 下調べせず勢いで入る | 業界・働き方を事前に理解している |
| 学習ゼロで飛び込む | 最低限の基礎学習をしてから入る |
| 会社の研修・サポート体制を見ない | サポートのある入口を選ぶ |
| 「楽に稼げる」と期待しすぎる | 最初は地道だと理解している |
SIerの中から見たSES・客先常駐のリアル(脅しでなく事実)
「SESはやめとけ」「客先常駐は闇」という声も多い。当事者として、事実だけを正直に書く。
SES(客先常駐)は、自社ではなく客先に出向いて働く形態だ。確かに、配属先によって環境や仕事内容に当たり外れがある。多重下請けの下のほうに入ると、スキルが伸びにくい現場もある。これは脅しではなく現実だ。
ただ、SESのすべてが悪いわけではない。いろいろな現場を経験できる、未経験を受け入れてくれる間口が広い、といった面もある。大事なのは「SESかどうか」で白黒つけることではなく、研修やフォロー体制、どんな案件に入れるかを事前に確認することだ。一方的に悪者にする情報も、無視する情報も、どちらも判断を誤らせる。
このセクションの要点:「後悔した」の多くは職種ではなく、環境選びと準備不足が原因。SES・客先常駐も一律に悪いわけではなく、事前確認で当たり外れのリスクを下げられる。つまり後悔は、運ではなく対策できる問題だ。
正直きつかったこと|未経験から入った会社員のリアル
理想論で終わらせないために、自分がきつかったことも正直に書く。きれいごとだけ並べても、参考にならないからだ。
最初の数ヶ月、何が一番きつかったか
一番きつかったのは、「周りが当たり前に使っている言葉が、まったく分からない」という状態だった。会議で飛び交う専門用語、先輩が一瞬で読むコード、調べても調べても追いつかない感覚。最初の数ヶ月は、毎日「自分だけ置いていかれている」と感じていた。
未経験で入る以上、この「分からないことだらけの時期」は誰にでも来る。ここを「自分には向いていない」と勘違いして辞めてしまう人が多い。でも、これは向き不向きではなく、ただの順番の問題だ。
「向いてない」と思った瞬間と、それが勘違いだった理由
自分も何度か「向いてないんじゃないか」と思った。でも振り返ると、それは能力の問題ではなく、単に「まだ慣れていない」だけだった。
分からなかった用語も、3ヶ月もすれば当たり前に使えるようになる。半年もすれば、後から入ってきた人に教える側になる。きつさのピークは最初で、そこを越えると景色が変わる。「向いてない」と感じる時期と、本当に向いていないことは、別物だ。
後悔しない人がやっていること|入る前と入った後
では、後悔せずに進んでいる人は何をしているのか。「入る前」と「入った後」に分けて書く。
入る前:最低限の準備(学習と企業の見極め)
入る前にやっておくべきことは2つ。基礎学習と、企業の見極めだ。
基礎学習は、入社後の「分からない地獄」を少しでも軽くするためにやる。完璧でなくていい。プログラミングに少し触れておくだけで、入った後の立ち上がりが変わる。企業の見極めは、研修やサポート体制があるか、どんな案件に入るのかを面接で確認することだ。この2つをやるかどうかで、後悔の確率は大きく変わる。
入った後:続けるための仕組み(意志でなく仕組みで乗り越える)
入った後にきついのは、業務と並行した学習が続かないことだ。ここでも「意志で頑張る」では続かない。仕組みで乗り越える。
具体的には、学習する時間を固定する、1日15分でもいいと小さく始める、やった日を記録する。地味だが、これが最初の数ヶ月を生き残る土台になる。自分も独学のときから、この「意志ではなく仕組み」のやり方で乗り切ってきた。
学習や副業が続かない原因と、仕組みで続ける具体策はこちらにまとめている。
学習が続かない原因は意志じゃない。仕組みで続ける方法はこちら
そして未経験から入るなら、独学で全部一人で抱えるより、就職までサポートしてくれる入口を使うほうが、遠回りも後悔も減る。次の章で、会社員のまま無理なく進む方法を書く。
会社員のまま後悔リスクを減らす進み方
ここが一番伝えたいことだ。「未経験エンジニア=今すぐ会社を辞めて飛び込む」ではない。会社員のまま、リスクを抑えて準備できる。
いきなり辞めない。会社員のまま準備する
いきなり退職して退路を断つのは、おすすめしない。後悔の多くは「準備不足で飛び込む」ことから生まれるからだ。
まずは今の会社で給料をもらいながら、夜や休日に基礎学習を進める。並行して、未経験を受け入れている会社やサポートの仕組みを調べる。「準備が整ってから動く」ことで、後悔のリスクはぐっと下がる。焦って辞めないこと自体が、後悔を防ぐ一番の戦略だ。
未経験から入るなら、サポートのある入口を選ぶ
未経験から入る入口にはいくつかある。完全独学で就職活動をする道もあるし、学習と就職サポートがセットになったサービスを使う道もある。
自分は独学で入ったが、正直に言うと、当時こういう伴走してくれる仕組みがあれば、もっと楽だったと思う。たとえばウズカレITは、未経験からITエンジニアの就職を目指す人向けのサービスで、受講料が無料、就職サポート付き、最短1ヶ月での就職を目指せる。経済産業省のリスキリング支援事業にも認定されており、30歳以下が対象だ。
独学で一人で頑張るのもいい。でも未経験から後悔せず入るなら、就職までサポートしてくれる環境のほうが、遠回りが減る。受講料が無料なら、まず話を聞いて情報を得るだけでもリスクはない。
ウズカレITで未経験からの就職を無料でサポートしてもらう(受講料無料・30歳以下)→
正直に補足しておく。ウズカレITは「すぐ就職したい未経験者」向けで、学習だけしたい人には向かない。また30歳以下が対象だ。じっくり学んでから考えたい人や対象年齢を外れる人は、買い切り型のスクールで基礎を固める道のほうが合う場合もある。自分の状況に合う入口を選んでほしい。
それでも迷うなら|後悔しないための最後の判断軸
ここまで読んでも迷うなら、最後の判断軸を渡す。
エンジニアが向いている人・慎重になったほうがいい人
向いているのは、分からないことを調べるのが苦でない人、地道な積み重ねを続けられる人、新しいことを学ぶのが嫌いでない人だ。逆に、まったく興味が持てない、勉強し続けるのが本当に無理、という場合は慎重になったほうがいい。ただ、これは「今できるか」ではなく「続けられそうか」で考えてほしい。最初は誰も分からない。
迷ったときに自分に問う3つの質問
- 今の会社にこのまま10年いる自分を想像して、納得できるか
- 後悔の原因(準備不足・環境選び)を、自分は避ける準備ができるか
- 最初のきつい数ヶ月を、仕組みで乗り越える覚悟があるか
この3つに前向きな答えが出るなら、準備して進む価値はある。転職か副業か、そもそもどちらの道がいいか迷っている人は、こちらも参考にしてほしい。
転職か副業か、まだ迷っている人はこちらも
後悔は職種じゃなく、準備で決まる
最後に要点を整理する。
- 「後悔した」の多くは職種ではなく、環境選びと準備不足が原因
- 未経験のきつさのピークは最初。そこを越えると景色が変わる
- 入る前の基礎学習と企業の見極め、入った後の続ける仕組みが後悔を防ぐ
- いきなり辞めず、会社員のまま準備し、サポートのある入口を選ぶ
「やめとけ」の声に足を止めていた自分が、未経験から入って思うのは、後悔は運ではなく準備で減らせるということだ。ちゃんと準備すれば、未経験からでも後悔せずに進める。あとは、あなたがどう動くかだけだ。
どう動くにせよ、まずは無料で情報を得るところから始めればいい。動いた人から、不安は具体的な行動に変わっていく。
